泌尿器科
診療内容
泌尿器全般の疾患に、積極的かつ適切な治療を行っています。
尿路性器悪性腫瘍から前立腺肥大症、尿路結石、尿路感染症、神経因性膀胱、尿失禁まで泌尿器科全般の疾患に対応しています。
尿路結石治療では腎サンゴ状結石であっても細径腎盂鏡および吸引式腎用アクセスシース：クリアペトラを使用しレーザーにて完全破砕除去しております。
多発性骨転移を伴う去勢抵抗性前立腺癌に関してはRa223（ラジウム 223）を使用し良好な経過を得ています。
膀胱腫瘍では経尿道的膀胱腫瘍一塊切除（TURBO）を実施しています。経尿道的に一塊切除して、正確な病理診断をもとに適切な治療を行うものです。
前立腺生検では経会陰式で行っており、一般的に行われている経直腸的な生検にくらべ、急性前立腺炎や直腸出血などの合併症はなく安全かつ正確な組織採取と診断が可能です。
難治性の過活動膀胱においてはボトックス膀胱内注入治療を開始しています。
尿路性器悪性腫瘍などの専門的な疾患にも積極的に治療を行っておりますので、早期発見のためにも、ぜひご相談ください。
診療実績
1. 泌尿器科手術件数 ( )は鏡視下手術
| 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | |
|---|---|---|---|---|
| 副腎摘除術 | 2(2) | 1(1) | 2(2) | 0 |
| 腎部分切除術 | 4(4) | 1(1) | 4(4) | 1(1) |
| 根治的腎摘除術 | 9(8) | 7(7) | 11(11) | 11(11) |
| 腎尿管全摘除術 | 14(12) | 10(10) | 17(17) | 11(10) |
| 経尿道的尿管結石摘除術(TUL) | 29 | 33 | 31 | 29 |
| 経皮的腎結石摘除術(PNL) | 0 | 8 | 8 | 6 |
| 膀胱全摘・尿路変向術 | 8 | 8 | 5 | 11 |
| 新膀胱形成 | 1 | 1 | 1 | 0 |
| 回腸導管 | 5 | 6 | 3 | 9 |
| 尿管皮膚瘻 | 2 | 1 | 0 | 2 |
| 腎瘻造設 | - | - | 1 | 0 |
| 経尿道的膀胱結石摘徐術 | 9 | 21 | 15 | 16 |
| 経尿道的膀胱悪性腫瘍手術 | 140 | 132 | 165 | 146 |
| 新患 | 75 | 64 | 72 | 79 |
| 再発 | 65 | 68 | 93 | 67 |
| 前立腺悪性腫瘍手術 | 18 | 18 | 23 | 26 |
| 経尿道的前立腺切除術 | 45 | 64 | 56 | 66 |
| 尿道狭窄内視鏡手術 | 8 | 15 | 6 | 7 |
| 精巣悪性腫瘍手術 | 6 | 4 | 6 | 3 |
| 陰嚢水腫根治術 | 7 | 13 | 6 | 9 |
| 包茎手術 | 9 | 15 | 11 | 16 |
| 尿管鏡 | 8 | 12 | 12 | 11 |
| その他 | 7 | 39 | 42 | 46 |
| 合計 | 329 | 401 | 420 | 415 |
| 前立腺生検 | 104 | 147 | 151 | 151 |
医師紹介
診療部長・泌尿器科主任部長
橋本 邦宏
はしもと くにひろ
泌尿器一般、尿路性器悪性腫瘍、腹腔鏡手術
日本泌尿器学会専門医・指導医、広島大学医学部臨床教授、日本内視鏡外科学会技術認定医（腹腔鏡技術認定医）、日本泌尿器内視鏡学会腹腔鏡技術認定医
1990年卒
侵襲が少なく、かつ正確で安全な医療をめざしています。同時に、泌尿器疾患をできるだけ早期に発見し、早期に治療できる体制づくりも重要だと考えています。地域のかかりつけ医の先生方と連携し、地域の「健康」のため取り組んでまいります。
部長
井上 勝己
いのうえ かつみ
泌尿器一般、排尿機能障害
日本泌尿器学会専門医・指導医、日本排尿機能学会認定医、日本泌尿器内視鏡学会腹腔鏡技術認定医
1989年卒
排尿機能障害を専門としています。看護職・介護職などの多種職間との連携をとりながら、患者さんに適した治療や排尿ケアが提供できるように努めます。2020年6月より難治性過活動膀胱に対するボツリヌス毒素膀胱壁内注射療法を開始いたしました。
部長
上田 晃嗣
うえだ こうじ
2008年卒
医師
鵜飼 麟三
うかい りんぞう
泌尿器一般、尿路性器悪性腫瘍
1970年卒
これまでの経験を糧として、連携先の先生方とともに患者さんにとって最適な治療を選択し、丁寧に実施していきたいと考えています。
